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2006 AJmodel の作り方紹介

2006年11月16日修正

ネジ用穴開け
(ドリルの無い人は、ホームセンターで穴を開けてもらえると思うので、穴開けから紹介します)
天板と底板(計2枚)に4ヶ所ずつ4ミリ穴をあけます。

穴の中心位置が
切断面から9ミリで、そうでない面から60ミリの位置です。
ネジの頭が収まる様に、穴の入り口は広くします。
(下段参照)

写真のように、切断面側の2辺に穴を開けないと失敗します。
木工用ドリルの場合は、
先に6ミリで少し穴をあけ
次に4ミリで貫通させます。
鉄工・木工兼用ドリルの場合は、
先に4ミリで貫通させておいて、
次に6.5ミリで少し穴をあけます。
太い、プラスドライバーで、
グリグリ、グリグリ、やってもできます。
ドリルを使った場合にも、
少しグリグリやっておくと、
ネジの収まりがいいです。
天板に使用する1枚に、スナッピー取り付け用に、
3.5ミリの穴を2つあけます。
この穴も、ネジの頭が埋まるように処理します。
写真の左側が前(打面を貼るほう)になります。

訂正
写真で「49」となってるところは、55ミリ
することをお薦めします。
49だと調整が難しいようです。
打面に4ミリの穴をあけます。
写真左側が上になります。
打面は接着するのでネジは少な目です。
ドライバーでグリグリもしておきます。
裏面に4ミリの穴をあけます。
裏目は接着しないので、ネジは多目です。
ドライバーでグリグリもしておきます。
80ミリに切った20×45の角材の1つに
6ミリの穴をあけます。
上の写真の矢印の面に、キリで穴をあけます。
1ミリのドリルでもかまわないでしょう。
ネジで固定時のガイド用なので、大きすぎないように。
深さは12ミリ程度でいいでしょう。

 
サンドペーパーで削る
#240〜280のサンドペーパーで面を平らにします。
木目に沿って擦らないと、塗装の時に擦った痕が浮き出てしまう
場合があるので注意してください。
写真のように角材にペーパーを巻き付けて使用します。
デコボコが目立たなくなったら、#400でツルツルに仕上げます。

赤松とシナベニア6枚ともサンドペーバーをかけます。
切断面は、#80〜100のサンドペーバーで
先に軽く擦っておくと、効率的です。
カホンに座った時に、ももが擦れる部分の角を削り落とします。
#80〜100で写真のように角を落とします。
#240〜280#400でツルツルに仕上げます。
裏面の穴のフチもなめらかにします。

1回目の塗装
ウレタン系ニス(カラーニス)を使って塗装します。
手袋をして、布に付けながら、板に擦るように塗ります。
塗装がムラになりそうでいて、やってみると意外に簡単で
木目のムラで自然な感じになるので、失敗が少ないです。
すると、このような木目の生きた仕上がりになります。
天板と底板には、切断面も塗ります。
写真にはありませんが、側面に使う板も塗装します
打面と裏板は、この段階ではまだ塗装しません。
 
スナッピー部の組立
スナッピー(Peal S-022)を半分に切ります。
ニッパーで1本1本、変な曲がりがつかないように、
丁寧に切ります。
ぴったり半分になるように、マジックで印をつけてから
切るとわかりやすです。
写真のように針金を少し開かせます。
重ならないないようにします。
穴をあけてないほうの角材にネジで固定します。
取り付け位置は、
この写真(向き)だと、下から12ミリあけています。

訂正:
取り付け位置が下から12ミリだと、
鳴りが悪い場合がありますので、
上隅に合わせて取り付けてください。


次の写真では、取り付け位置が向こう側になるので、
上下逆になります。
穴のあいてる角材と、蝶番で固定します。
写真のように約3ミリずらして固定します。
固定には蝶番付属のネジを使用します。


追記:
上記の訂正により、左写真よりスナッピー位置が、
角材の下方になります。
穴に、ワッシャーを付けたボルトを通し、
スプリングワッシャーナットで固定します。
そして、調整用の板をこのような感じで固定します。
調整用の板に予め固定用のネジを付けておいて、
位置が決まったら手でギュット押しつけると、
ネジを止める位置がわかりやすなり簡単です。

固定前にチョウネジを入れられない場合もあるので、
固定前にチョウネジを入れておきましょう。
スナッピー部は、こんな感じです。

 
ボディー組む
接着剤をたっぷり使って、ボディーを組みます。
ネジは3.5×32mmを使用します。
予定通りの穴開けが出来ていれば、ネジの頭は簡単に
板にめり込んでくれると思います。
売っている板そのままの場合は、
微妙に幅が正確ではないので、こんな事態もおきます。
このままでは、打面や裏面に隙間出来てしまうので、
平らする必要があります。
写真は、#80のサンドペーバーで削りました。

仮組と仕上げ処理
打面と裏面を、仮止めします。
上下のネジくらいだけでいいでしょう。
打面と裏面のフチをサンドペーバーで削ります。
こでで、ボディーとピッタリ合う形にします。
特に、打面の上の方は角で指をケガしないように
丁寧に仕上げます。

ボディーの塗装がはげてしまう事は、
まったく気にしないでやります。
仮止めした打面と裏面をはずして、
ボディーの塗装のはげた部分に塗装します。

ボディーカラーをもっと濃くしたい場合は、全体にも塗装します。
打面・裏板も塗装します。

塗装前に裏になるフチに軽くサンドペーバーをかけておくと、
組んだ時にいい感じになりますです。
今回は打面はこんな色にしました。
(このカラーはウレタン系水性塗料)

注意
打面を塗装すると、打面が堅くなるせいか、音質が高くなりました。
裏面はそうでもない感じなので、油性のほうがいいのかも。
水性の場合は、染み込みやすいようなので、数日かけて乾燥させて
から貼ったほうがよろしいでしょう。
仕上げ塗装が乾いたら、底面にボンネットゴムをとりつけます。

スナッピー部の取り付けと、打面と裏面の取り付け
天板にあけおい2個の穴と、
スナッピー部固定用角材にあけておいた2個の穴とが
合うようにして、写真のように
2.7×32ミリのネジで固定します。
接着剤をたっぷり付けて、打面を接着します。
仮止めした部分から、ネジで固定していきます。
打面に開けたネジ用の穴のド真ん中にネジが収まるように
慎重に行ってください。
平均した力で取り付けないと、音質に影響が出ます。
リスクを減らす為に、ネジの使用を少な目にしています。
ネジをきつく絞めるのは、
すべてのネジを取り付けてからにします。
打面のネジ穴は大きめに開けてあるので、
ネジの頭が、打面に潜り込むくらいまで絞めます。
もし、打面とボディの間に隙間が空いてしまう場合は、
ネジを追加します。
スナッピー部が正しく取り付けてあれば、
打面の裏側はこんな感じになります。
チョウネジで、スナッピーが打面に触る面積や圧力を
調整できます。
裏面は接着しないので、ネジは多めです。
太鼓の皮を張るのと同じように、
均一な力で固定するようにします。
打面同様にネジの取り付けは慎重に行います。
取り外しも考慮して、大きめのネジを使用してますので、
ネジのサラの部分は板に埋まらない程度に絞めます。

メンテナンスや改造も考慮して接着材を使いませんでしたが、
接着剤で止めてしまったほうが、音は響きます。
打面にロゴを入れたい場合は、
パソコンでロゴを印刷して、カッターで切り抜いて
塗料をスポンジにしみこませて、軽く叩くと
綺麗にできます。

(この時は、撮影しながらだったので、
  紙がずれてちょっと失敗しました)
完成です。


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最後にこういうのを、ボディの横に張ってくれると
うれしいです。




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このページの開設者なみぃ